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次代につなぐ圏域づくり【保全・継承と活用】

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次代につなぐ圏域づくり【保全・継承と活用】

本圏域は、中海・宍道湖・大山に代表される豊かな自然環境と利便性が高く安心して暮らすことのできる都市環境が一体的に形成された圏域です。また、神話の時代からの歴史とそこに暮らす人々が育んできた多様な文化が息づいており、成熟社会へ向かうわが国にあって理想的ともいえる環境が備わった圏域とも言えます。
また、自然環境を活用した太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギーの導入ポテンシャルは都市部よりも高くなっています。地域の雇用や資本を活用しつつ、地域資源である豊富な再生可能エネルギー等のポテンシャルを有効利用することは、地域の経済収支の改善につながることが期待できます。
郷土の自然をはじめ、歴史、文化、食、スポーツ等の多様な資源に加え、優れた暮らしやすい生活環境や再生可能エネルギーのポテンシャル等を活用し、愛着や誇りがもてる圏域を作り上げるとともに、豊かな圏域の地域資源を次世代に引継いでいくことをめざします。

基本⽬標

⾃然環境の保全と活⽤

  • ラムサール条約に登録された中海・宍道湖をはじめとする豊かな水環境の保全と利活用を図るとともに、豊かな恵みをもたらす汽水域の水環境の向上に向け、関係機関と連携を図り、活動促進及び活動支援に取り組みます。
  • 西日本最大級の面積を誇ると言われるブナ林を有する大山をはじめとする、豊かな森林環境や水源涵養性機能の保全と利活用を図るとともに、大山圏域の豊かな緑がもたらす恵みをいかしながら、都市に潤いをもたらす交流拠点をめざします。
  • 自然環境教育に取り組む関係団体との情報共有及び連携を進め、環境教育機会の充実をめざすとともに、この豊かな自然環境を私たち共通の財産として大切にする気持ちを育みます。

多様な資源の継承と活用

  • 歴史資源や伝統文化をはじめ、食・スポーツ・伝統芸能・芸術など、圏域に息づく多様な資源を後世に継承していくとともに、観光・産業・教育・地域活動など、多様な領域で活用し、郷土愛を醸成することにより、魅力ある圏域づくりに取り組みます。
  • この圏域の古代からの歴史的一体性・文化的な結びつきを再認識するとともに、圏域各地に伝わる古代文化ゆかりの遺跡や中世・近世・近現代と各時代を彩る特徴的で貴重な有形・無形の文化を次代に継承していくために、更なる魅力の磨き上げと圏域内外への情報発信に取り組みます。
  • 圏域では、様々なスポーツが行われ、個人の健康増進のほか、地元のスポーツチームの応援による圏域の一体感の醸成等、いろいろな面で圏域住民を元気にしています。また、全国規模のスポーツ大会も開催され、市内外から多くの参加者が集まっています。こうした取組みを継続・拡大することによって、地域の活性化をめざします。

グリーン社会の実現

  • 地球温暖化への対応を、経済成長の制約やコストとする時代は終わり、国際的にも成長の機会と捉える時代に突入しています。地域資源を有効活用し、再生可能エネルギーを導入する等、脱炭素化の取組みを積極的に進めていきます。
  • 地域の社会・経済と密接に関係する農林水産業、公共交通、住宅・建築物などの個別分野においても、脱炭素化の取組みを進めることにより、圏域全体における持続性の確保と地域の魅力向上との両立を図ることをめざします。

その他の基本方向

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